テキサスホールデムは自身の手札2枚と全員共通の場札5枚のカード、合計7枚のうち5枚を使い強い役を作るか、相手を諦めさせることで勝利できるトランプゲームです。
勝利することでチップ(持ち点)を増やすことができ、このチップを多くすることが目標になります。
ここではテキサスホールデムの基礎的なルールを分かりやすく解説していきます。
役って何?
まずはテキサスホールデムをプレイするうえで必要となる役について説明します。
役とは特定のカードの組み合わせを言います。
また組み合わせにより強い弱いがあります。
テキサスホールデムでは5枚のカードの組み合わせにより、その強さが決まってきます。
役の一覧は以下になります。
数字の強さ
数字にも強さが存在します。
同じ役をもっていた場合、もっている数字の強さにより勝敗が決まります。
数字の強さは以下の通りです。
役で気を付けておくこと
- 同じ役をもってる場合、役として成立している部分の数字が強い方が勝ちとなります。また、それも同じであった場合、役に直接影響していないカードの強さにより勝敗を決します。それでも決まらない場合は引き分けとなります。
- フルハウス同士だった場合は3枚揃っているカードの数字で勝敗を決します。この数字が同じだった場合は、2枚揃っている数字の強さで決します。
- ストレートにおいてAは2やKと連続して使うことができます。(例:AKQJT)ただしこの場合Aは必ず並んだ数字の端にこなければなりません。(例:〇A2345,×QKA23)またA2345のストレートはストレートの中で1番弱いものとして扱います。
ゲームの流れ
テキサスホールデムは本来2人~10人で行います。
ここでは5人でゲームを行っているとして話を進めます。
プリフロップ(第1ラウンド)
まずディーラーボタンをもっている人の左隣の人 (スモールブラインド,SB) と、もう1つ左隣の人(ビッグブラインド,BB) がブラインド(強制参加費)を場に出します。
このブラインド額は参加しているゲームやトーナメントにより変わるので確認しましょう。
今回はSBが$100、BBが$200とします。
ディーラーボタンは1試合終わるごとに時計回りに移動します。
※身内でプレイする場合、始めのディーラーボタンの位置は全員にカードを1枚配り、最も強い数字をもっている人にしましょう。
ブラインドを出し終われば全員に手札2枚が配られます。これは配られた本人しか見ることができません。
次にBBの左隣から順に時計回りにアクションをしていきます。
アクションは以下の3つから選びます。
- コール(直前に賭けた人と同額を賭ける)
- レイズ(直前に賭けた人より多く賭ける)
- フォールド(手札を捨ててゲームから降りる)
これらのアクションを全員の賭け額が揃うまで行います。
またSB、BBのブラインドは それぞれSB、BBが賭けたものとして進めましょう。
ここではコール→フォールド→レイズ→フォールド→コール→コールの順にプレイが進み、全員の賭け額が$600に揃いました。
そのためこのラウンドでのアクションは終わり、これまでに賭けられたチップが1か所に集められます。この集まった場所をポットと言います。
この場合は、3人の$600とフォールドしたSBが出していた$100の合計$1900がポットに入ります。
フロップ(第2ラウンド)
テーブルの場に3枚の共通のカードが開きます。
そして今度はディーラーボタンをもつ人の最も近い左隣の人からアクションを行います。
ここでの選択肢は以下の5つです。
- チェック(誰もチップを賭けていないとき何もせずパスする)
- ベット(チップを賭ける)
- レイズ(直前に賭けた人より多く賭ける)
- コール(直前に賭けた人と同額を賭ける)
- フォールド(手札を捨てゲームから降りる)
この場合は、ベット→コール→コールで進み、賭け額が$400で揃ったのでアクション終了になります。
賭けられたチップが再び集められ、ポットの合計は$3100になります。
ターン(第3ラウンド)
4枚目のカードが開かれ、再びディーラーボタンをもつ人の最も近い左隣の人からアクションを行います。
この場合、全員がチェックを行い、賭け額が$0で揃ったためアクションを終了します。
リバー(第4ラウンド)
5枚目が開かれ、同様にアクションを行っていきます。
この場合はチェック→ベット→レイズ→フォールド→コールで$600に賭け額が揃ったので、アクションを終了しました。
ポットは合計$4300になります。
ここまでで残ったプレイヤーはカードを公開し、強い役をもっていた人がポットのチップを総取りします。
ディーラーボタンを左に1つ回し次のハンドへ。以降これの繰り返し。
手札を公開するまでに1人を残し全員フォールドした場合、残った1人が チップを総取りすることになります。
アクションで気を付けておくこと
- プリフロップにおいてBBまで誰もレイズをせずに回ってきた場合、選択肢はチェックとレイズの2つになります。
- ベットをする場合、最低でもBBのブラインド額以上を払う必要があります。
- プリフロップにおいてはじめにレイズするプレイヤーは、BBのブラインドの2倍以上を賭けなければなりません。
- レイズをする場合、前の前に賭けられていた額と、前に賭けられていた額の差を前に賭けていた額に足した額以上を賭けなければなりません。
オールイン
相手のベット、レイズに対して自身のチップが足りないとき、残りチップ全てを賭けゲームに参加し続けることができます。
このアクションをオールインといいます。
ただしこの時に勝って得られるチップは、賭けたチップの額までとなります。
引き分け
ハンドを公開したとき、役の強さが同じであった場合、チップは引き分けた人数で均等に分けられます。
ただし割り切れない場合、SBに最も近いプレイヤーに多く払われます。
まとめ
テキサスホールデムは4ラウンドにおけるチップの賭け合いにより、より多くのチップを獲得することを目標とするゲームです。
各ラウンドにおいてプレイヤーは以下のアクションを行います。
- チェック(誰もチップを賭けていないとき何もせずパスする)
- ベット(チップを賭ける)
- レイズ(直前に賭けた人より多く賭ける)
- コール(直前に賭けた人と同額を賭ける)
- フォールド(手札を捨てゲームから降りる)
- オールイン(残りチップ全てを賭ける)
賭けられたチップは他のプレイヤーが全員フォールドするか、リバーにおける手札公開において役で勝利することで、全て獲得することができます。
テキサスホールデムの基礎的なルールは以上です。
ぜひ覚えてプレイしてみてください。
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